健康ジャーナル

【2014年8月5日号より】
 

連載:ふかせひろしのキトサン徒然草 その5

「第28回キチン・キトサンシンポジウム」の見どころは?
新進気鋭の若手研究者らの研究結果まとめた36題のポスター

順天堂大学(東京都文京区本郷2-1-1)で8月7日(木)・8日(金)に開催される『第28回キチン・キトサンシンポジウム』(長岡功運営委員長)。毎年行われるポスター発表は、大学院生、学生などの若手研究者たちの新鮮な感性による研究成果が発表され、注目を集める存在である。優秀な研究成果には、ポスター賞が授与される。

昨年、鳥取県米子市で開催された世界各国の研究者が集った『第10回アジア・太平洋キチン&キトサンシンポジウム』では、Pakinisa Sirimontreeさん(タイ)、中田和也さん(鳥取大学大学院)、Nguyen Quang Vinhさん(ベトナム)、武田尚子さん(鳥取大学大学院)、竹中祥子さん(近畿大学大学院)、新家粧子さん(近畿大学大学院)、中川裕太さん(東京都市大学大学院)の7人がポスター賞を受賞した。

今回開催の第28回キチン・キトサンシンポジウムでは、農学、工学、化学、医学,薬学などをはじめとする各研究分野からキチン・キトサンに関連する研究成果のポスター発表・36題が予定されている。

主なポスター発表のテーマ題目は以下の通りだ。
今回開催の第28回キチン・キトサンシンポジウムでは、農学、工学、化学、医学,薬学などをはじめとする各研究分野からキチン・キトサンに関連する研究成果のポスター発表・36題が予定されている。
 主なポスター発表のテーマ題目は以下の通りだ。
『キチンナノファイバーを利用した徐放性素材への応用』(崇城大学、鳥取大学)
『キトサン担体からのグアイアズレン誘導体の徐放』(関西大学、甲南化工)
『グルコサミン類の摂取が閉経後骨粗鬆症モデルマウスの骨代謝に与える影響』(城西大学)
『グルコサミンおよびN|アセチルグルコサミンは軟骨細胞においてサーチュイン1の遺伝子発現を亢進する』(順天堂大学)
『MelNH2(Galα1|6GlcNH2)の投与はマウスがん組織の増殖を抑える』(順天堂大学大学院、順天堂大学、北陸大学)
『酸性哺乳類キチナーゼのpH依存的キチン分解物の検討』(工学院大学)
『マウス組織でのキチナーゼとキチナーゼ様タンパク質の発現レベルの解析』(工学院大学)
『モノアラガイの貝殻形態形成に関与するキチナーゼの解析』(東京大学大学院)
『高分子基質を用いたリゾチーム化成測定における緩衝液の影響について』(東海大学大学院、東海大学)
『口腔ケア材を指向したキトサン部粒子によるキチン糖化に関する研究』(熊本県産業技術センター、熊本大学大学院、熊本大学、第一製鋼、西日本長瀬)
『N|アセチルグルコサミン含有オリゴ糖の乳酸菌及びビフィズス菌による資化性』(日本大学大学院、日本大学)
『高温高圧水を用いたイカ中骨からの新規βキチン調整法』(信州大学、一関工業高等専門学校、丸辰カマスイ)
『プルシアンブルー担持レーヨン繊維成形体の調整とセシウム吸脱着挙動』(関西大学) 

【つづく】

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